2020/07/19
クラウドソーシングのお話です。
ゆえあってランサーズをものすごく久しぶりに覗きました。
仕様が変わっていました。
使い方はいまだに熟知していませんので、細かなことは分かりませんが、
「お仕事します!」の方々のページで、コースが3つに分かれていることと、以前に比べて料金が高くなっているのが、ぱっと見で分かった変更点でした。(文章の編集などの領域です)
以前利用した際は、「いくらなんでも」と思うくらい安価な額を提示されていらっしゃいましたので、こちらのほうから報酬の上乗せをしましたが、今回、久しぶりに見てみたら、けっこう立派な料金体系です、その人によるのでしょうけど、総じて立派な料金になっていました。
この変化は利用者にとって品質の面でかなり有効です。
だいぶ前に下記でも触れたように、
ランサーズのようなクラウドソーシング(の文章の編集の領域)は、経験上、いわゆる安かろう悪かろうで、需要・供給ともに非常に微妙なクオリティでした。まあだからこそ、誰でも登録すれば自称ライターがウゴタケよろしく誕生するわけで、それはそれで仕事をゲットできるという意味で、仕事の機会創出の面では素晴らしいと思いますが。
がしかし、今回見た仕様の変化によって、これまでの微妙なクオリティに変化が現れてくるはずです。と言いますか、この仕様になってどのくらいの期間が経過しているか分かりませんが、もう変化が十分現れているのかもしれません。
たとえば1000文字~2000文字の文章の作成を依頼すると、手数料だなんだって入れて12,000円くらい。あるいはそれ以上も。発注側からすれば立派な料金であるわけで、そうなると、それ相応のクオリティを求めるようになります。
すると、今までは安かろう悪かろうの世界だから受注できていた受注側が通用しなくなる。
つまり、「なんじゃそれ」な文章を作っていた人に一度依頼すると、賢い発注者であればもう二度と発注しなくなるわけで、供給側で淘汰が始まり(仕事がなくなって辞めていく)、結果、クオリティが上がります。
反対に料金が立派であることから、「このキーワード使って、一文字0.5円」みたいな脳みそがお豆腐な発注者もいなくなりますので、変な発注も少なくなる。
そうです。需要・供給ともにクオリティが上がります。
「誰でも仕事ができる」から「仕事ができる人だけができる」、それも「まっとうな仕事を」という状態に近づくわけです。
まっとうな発注側としてはありがたいなあと思います。
立派なコンテンツを作ってもらうのに、そりゃ1万円や2万円は必要ですからね。