2020/08/22

スピーチ、とりわけプレゼンのレベルを向上させたいエグゼクティブは多くいる。
世の中には、いわゆる話し方教室があって、そこでスピーチのレッスンをしてもらえるわけだが、当社が見ていて、一つ、決定的に足りていないと思うことがある。
世の話し方教室のほとんどが、文字通りの話し方のスキルを向上させることを目的としている。
発声が、目線が、発話の強弱が、、、などなど。
これは、必要だ。とても大事だ。しかし、決定的に足りていないものがある。
スティーブジョブズのスピーチが素晴らしいともっぱら評判だ。
iPhoneを発表したときのジョブズのプレゼンは、たしかに素晴らしい。
がしかし、ここでもスピーチを指南するサービスを提供する会社は、このプレゼンの構成、言葉のチョイスが素晴らしいと言う。
たしかにこのプレゼンは素晴らしい。歴史に残るプレゼンであり、ずいぶん昔の映像であるのに、いまだに色あせない。
がしかし、ここでもスピーチ指南会社は、一つ、決定的に足りていないものがある。
何か。
それは、
公開する製品やサービスが本当に素晴らしいものであること
iPhoneじゃなくて、スマホで遠隔操作する洗濯機ならどうだろう?
身も蓋もない話だが、新しくつくった製品やサービスがしょぼいものだったら(ごめんなさん、悪く言うつもりはないですが、なんとなくどうでもいいIoTの分かりやすいイメージ)、ジョブズのプレゼンのすごさは、きっと半減していたはずだ。
何が言いたいかというと、プレゼンは、テクニックで改善できるものであることは間違いなく、ただ、テクニックだけだと表層的な「プレゼンの仕方」に留まってしまう。核の部分が何かといえば、その製品・サービスが本当に素晴らしいものである必要があるのだ。
実際問題、プレゼンする製品すべてが、iPhoneほどの世界中の人々の生活が変わるようなシロモノではなく、ぶっちゃけ、前のシリーズをマイナーチェンジしただけのものや、まあまあのものもある。
社の代表者自身が、「正直イマイチ」と思っている製品であるかもしれない。(だったら出すなという話だが、予算達成のために必要になることもあるからこれは許容されるべき事柄だ)
しかし、それで終わらせずにその製品のいい部分を無理やりにでも見つけて、自分(プレゼンする人)が本当にいいと思えるようにならないといけない。
心底からでも、無理やりにでも、自分で本当にいいと思っている。
これを土台にして、そのうえでテクニック(これはセンスと練習の問題だ)を身に付けることで、素晴らしいプレゼンになる。
一度、自分の胸に聞いてほしい。
「自分は、自社の新製品を本当に素晴らしいものだと思っているか」
当社では、この土台の部分の構築(シナリオの作成)からプレゼンテクニックまで、一貫したサービスを提供します。
プレゼン、スピーチレッスン 話し方教室オンライン エグゼクティブ向け
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